ANAも羽田－札幌6400円　北海道復興支援の運賃再値下げ

　全日本空輸（ANA/NH）は、「平成30年北海道胆振東部地震」からの復興支援の一環として設定した早期割引運賃の一部を再値下げした。羽田－札幌線の場合、9月21日の発表時は最低額が片道9000円だったが、競合の日本航空（JAL/JL、9201）と同じ6400円に値下げした。

羽田－札幌線を片道6400円からに再値下げしたANA＝PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　対象は東京と大阪、名古屋からの北海道発着路線で、早期割引運賃「ANA SUPER VALUE 45/55/75」の値下げを22日から実施。羽田－札幌線の場合、従来は片道9200円から1万500円だったものを9000円に値下げしたが、6400円に変更した。搭乗期間は11月6日から2019年3月30日まで。

　伊丹－札幌線も、当初の値下げ額は8500円だったが、7900円に改めた。JALの大阪発着運賃例では、関西発札幌行きが8000円からとなっており、羽田発着はANAとJALが同額になり、大阪発着として見るとANAがJALよりも1000円安くなった。いずれも最低額で、搭乗日などによっては上回る可能性がある。

　割引運賃「スマートU25」と「スマートシニア空割」の対象路線の値下げは、21日の発表から変更はなかった。

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