日本航空(JAL/JL、9201)は、9月6日に発生した「平成30年北海道胆振東部地震」からの復興支援の一環として、羽田-札幌線で割引運賃「応援先得」を片道6400円から設定するなどの取り組みを、21日に発表した。旅を通じた復興支援を展開していく。
応援先得は、従来からある割引運賃「先得」の値下げで、北海道発着の国内線が対象。普通運賃と比較した場合、羽田-札幌(新千歳)線は最大84%引きで片道6400円から、関西-札幌線は同83%引きの片道8000円からなどとなっている。搭乗期間は、10月28日から2019年3月30日まで。
また、特設サイトを開設して復興支援内容を告知するほか、訪日外国人旅行者向けの国内線運賃「Japan Explorer Pass」を期間限定で値下げ。羽田や成田、関西空港などから入国した訪日外国人に、北海道を訪れてもらう。搭乗期間は10月1日から12月15日まで。羽田-札幌、女満別、旭川、釧路、帯広、函館線の場合、1万800円を7560円に値下げする。
このほか、厚真町産のハスカップと天塩町宇野牧場のミルクを使ったアイスクリームを通販サイトで扱うなどの取り組みを進めたり、復興支援の特別塗装機を今後運航する。
全日本空輸(ANA/NH)も、21日から復興支援の一環として「でかけよう北海道」プロジェクトを始め、運賃の値下げなどを始めた。
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日本航空
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