日本エアコミューター(JAC/JC)は、ボンバルディアQ400(DHC-8-Q400)型機が11月末で退役することを記念し、12月1日出発限定の退役チャーターツアーを実施する。
ツアーの出発地は東京と大阪で、旅程は2日間。募集人員は68人で、1人から申し込める。販売開始は10月2日午後2時を予定している。
日本航空(JAL/JL、9201)グループで鹿児島空港を拠点するJACは、戦後初の国産旅客機である日本航空機製造YS-11型機の後継機として、Q400の導入を2001年8月29日に決定。日本初導入で、2003年2月1日に就航した。
座席数は1クラス74席。ターボプロップ(プロペラ)機ながらジェット機に匹敵するスピードを出せることや、翼が機体の上にある高翼機のため、窓からの眺めがよいことが特徴となっている。
JACのQ400は、初号機と2号機が旧日本エアシステム(JAS)の「レインボーカラー塗装」だった。JACがJASの子会社だったためで、2002年10月2日のJALとJASの経営統合(JAL/JAS統合)により、JACはJALグループに加わった。このため、3号機からは2002年導入の「アーク塗装」となり、その後は順次2011年4月導入の現行「鶴丸塗装」に、一部を除き塗り替えられた。
後継機として、JACは仏ATR製ターボプロップ機のATR42-600(1クラス48席)を8機、ATR72-600(70席予定)を1機導入予定。ATR42-600の初号機(登録番号JA01JC)は、2017年1月に受領済みで導入が進んでおり、ATR72も年末までに引き渡される見通し。
JACの機材は9月21日現在、Q400が2機(JA844C、JA851C)、ATR42が5機、サーブ340B(同36席)が5機。2019年度内に、ATR機9機に統一する。
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