エアバスは現地時間9月13日、仏ATRでCEO(最高経営責任者)を務めたクリスチャン・シェアラー氏(56)を最高営業責任者(CCO)に任命したと発表した。トム・エンダースCEO直属となる。前任のエリック・シュルツCCOはエアバスを辞職する。
シェアラー氏は独デュースブルク生まれ。仏トゥールーズで育ち、オタワ大学でインターナショナル・マーケティングのMBAを取得し、パリのビジネススクール、ESCPを卒業した。
エアバスには1984年入社。契約担当、リース市場担当責任者のほか、営業部門副責任者、戦略・将来プログラム部門責任者を務めた。エアバス・ディフェンス・アンド・スペースではマーケティング兼営業部門の指揮を執り、2016年10月からATRのCEOを務めた。
ATRはエアバスと伊アレニア・アエルマッキの共同事業体として、1981年に設立されたリージョナル機メーカーで、ターボプロップ(プロペラ)機を手掛けている。
*編集部注:Christian Scherer氏の日本語表記について、エアバス・ジャパンに確認したところ、ATR在籍時は「シェーラー」表記でしたが、エアバスではATR出向前より「シェアラー」表記を用いていたことから、今後は「シェアラー」に統一します。過去記事の表記統一は行いません。
関連リンク
Airbus
エアバス・ジャパン
ATR Aircraft(日本語サイト)
・「リージョナルジェットより景色も燃費も良い」特集・ATRシェーラーCEOに聞く日本戦略(17年11月14日)
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