関西空港を運営する関西エアポート(KAP)は9月8日、関空と対岸を結ぶ臨時シャトルバスについて、JRと南海電鉄の「りんくうタウン駅」からの運行に同日から切り替えたと発表した。両社が同駅まで運行を再開したため。
シャトルバスは、台風21号の被害を受けた4日の翌5日から運行。当初は泉佐野駅と関空を結んでいたが、8日から対岸でもっとも関空側に位置するりんくうタウン駅が営業を再開したことから、バスの運行区間も短縮し、従来よりも定時運行しやすくなった。りんくうタウン駅前にはロータリが-あり、泉佐野駅前よりも、バス運用に適しているという。
また、梅田や難波など都市部と関空を結ぶリムジンバスも、16路線が運行中。神戸空港と関空を結ぶ高速船「ベイ・シャトル」も、7日から通常運航に戻っている。
関空は7日から国内線の、8日から国際線の運用を一部再開。被害が比較的少なかった第2ターミナルとB滑走路によるもので、第1ターミナルは1週間以内に南側から再開する見通し。また、防災関連の施設などが集約されている地下については、排水がほぼ完了したという。
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関西国際空港
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