関西空港を運営する関西エアポート(KAP)は9月5日、約3000人の利用者が空港内に孤立したことを受け、神戸空港へ向かう高速船を無料で運航する。
*14日1タミ再開が正式発表。記事はこちら。
1隻あたりの定員は110人で、運航会社のOMこうべがKAPによるチャーター便として、午前6時ごろから15-20分間隔で運航している。関空からの乗船のみで、神戸側からは利用できない。
関空では、空港島と対岸を結ぶ連絡橋が4日午後に損傷したため、4日夜は約3000人の利用者が孤立。第1ターミナルに約2500人、第2ターミナルに約150人などで、国内線ゲートエリアやホテルの会議室などを開放し、夜を明かした。KAPは利用者に対し、非常食の乾パンやビスケット、飲料水、ブランケットなどを配った。
2本ある滑走路と、タンカーの衝突で南側が損傷した連絡橋は、5日中の再開予定はない。
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【お知らせ】
3段落目に誤字があり修正しました。(18年9月5日 9:59 JST)