エアバス, エアライン, 機体 — 2018年8月31日 11:51 JST

ANAのA380、最終組立工場からロールアウト

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 エアバスは現地時間8月30日、全日本空輸(ANA/NH)向けA380の初号機が仏トゥールーズの最終組立工場からロールアウトしたと発表した。数週間以内に初飛行する見通し。

トゥールーズにあるエアバスの最終組立工場からロールアウトするANAのA380初号機=18年8月30日 PHOTO: F. Lancelot, master films/Airbus

 今後は初飛行に向けた地上試験を屋外で実施。初飛行後は客室の装備品取り付けや塗装作業を行うため、独ハンブルクにある同社の工場へ向かう。

 ANAを傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)は、A380の新造機を3機発注済み。「空飛ぶウミガメ」の意味を持つ「FLYING HONU(フライング・ホヌ)」と名付け、ハワイの空と海、夕陽をイメージしたデザインとし、青(ANAブルー)と深緑(エメラルドグリーン)、オレンジ(サンセットオレンジ)に仕上げる。

 座席数は4クラス520席で、ANAのホノルル線では初のファーストクラスが8席、ビジネスクラスが56席、プレミアムエコノミーが73席、エコノミーが383席。エンジンはロールス・ロイス製トレント900を採用した。初号機と2号機は2019年度4-6月期(第1四半期)に、3号機は2020年度4-6月期に受領する見通し。

 塗装作業は年内にも終える予定で、2019年3月までに引き渡す計画。ANAは受領後、パイロットや整備士、グランドハンドリング(地上支援)などの訓練を進め、早ければ1カ月後の4月にも就航するとみられる。

 ANAは今秋をめどに、A380の就航日や運航スケジュールを発表する。

トゥールーズにあるエアバスの最終組立工場からロールアウトするANAのA380初号機=18年8月30日 PHOTO: F. Lancelot, master films/Airbus

トゥールーズにあるエアバスの最終組立工場からロールアウトするANAのA380初号機=18年8月30日 PHOTO: F. Lancelot, master films/Airbus

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#hawaii24(ANAの特設サイト)
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