カタール航空(QTR/QR)は、エアバスA350-1000型機をドーハ-羽田線に2019年1月1日から投入する。商業運航のA350-1000が羽田に乗り入れるのは初めてで、現行のA350-900から大型化する。
カタール航空は今年2月20日に、A350-1000の初号機(登録番号A7-ANA)を仏トゥールーズで受領。最初の路線はドーハ-ロンドン(ヒースロー)線となった。
座席数は、A350-900より44席多い2クラス327席で、ビジネスクラス46席、エコノミークラス281席。ビジネスは1-2-1席配列で、ダブルベッドにもなる「Qsuite(Qスイート)」を、エアバス機では初導入した。エコノミーは3-3-3席配列で、シート幅が18インチのものを採用している。
A350-1000は、システムの95%がA350-900と共通で、タイプレーティング(機種別操縦資格)も共通。主翼の後縁が改良され、メインランディングギア(主脚)は6輪のものに改められた。エンジンは英ロールス・ロイス製トレントXWB-97を搭載する。
カタール航空では、今年11月1日からドーハ-シンガポール線にもA350-1000を投入予定。2019年4月までに、現在のA350-900から全面移行を計画している。
羽田線の運航スケジュールは、羽田行きQR812便がドーハを午前7時5分に出発し、午後10時30分着。ドーハ行きQR813便は午後11時50分に羽田を出発し、翌日午前6時30分に到着する。
A350-1000は、国内の航空会社では日本航空(JAL/JL、9201)が導入予定。日本に乗り入れる航空会社では、キャセイパシフィック航空(CPA/CX)が7月から香港-関西線に投入している。
運航スケジュール
QR812 ドーハ(07:05)→羽田(22:30)
QR813 羽田(23:50)→ドーハ(翌日06:30)
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