日本航空(JAL/JL、9201)は、「平成30年7月豪雨」の被災地を応援するキャンペーンを展開する。被災地域行きの一部路線を値下げするほか、周遊ツアーを販売。需要喚起により、復興を支援する。
豪雨復興応援キャンペーン「旅で応援しよう!」で、羽田-岡山、広島、松山の3路線を対象に、割引運賃を値下げする。
出発55日前まで購入できる「スーパー先得」の場合、従来の1万400円から1万5000円を9800円に値下げ。3路線共通で、9月24日から10月27日まで利用できる。
10月28日から2019年3月20日まで、一部を除く期間では、出発75日前までの「ウルトラ先得」を設定。岡山・広島線を8000円で、松山線を8700円で販売する。
航空券とホテルを自由に組み合わせる「ダイナミックパッケージ」では、1万円の割引クーポンを設定。2人以上総額8万円以上で利用でき、数量限定で用意する。このほか、岡山に到着し松山から羽田に戻る、4日間の周遊ツアーも販売する。
また、国内線特典航空券の目的地をシステムが決める「どこかにマイル」で、行き先が中国・四国路線に決定した場合に、JALグループが寄付。1人につき500マイル相当額となる500円を、中央共同募金会へ義援金として寄付する。
対象は、羽田発着の岡山・広島・山口宇部・出雲・徳島・高松・高知・松山の計8路線。9月1日から11月30日までの申し込み分が対象となる。
平成30年7月豪雨では、6月28日から7月8日まで、西日本を中心に広範囲で記録的な大雨を記録。総降水量は四国で1800ミリを超え、各地で平年の2倍から4倍の降水量を記録した。これらの影響で、各地で河川の氾らんや浸水、土砂災害が発生し、多くの死者や行方不明者が出たほか、ライフラインに被害が発生した。
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旅で応援しよう! JAL豪雨復興応援キャンペーン
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