エアライン, 空港 — 2018年8月23日 06:53 JST

JAL、ホノルル新ラウンジ「サクララウンジ・ハレ」開業　ビーフカレーも提供

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　ハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港（旧称ホノルル国際空港）に、日本航空（JAL/JL、9201）の新ラウンジ「サクララウンジ・ハレ」が現地時間8月18日にオープンした。JALのマイレージプログラム「JALマイレージバンク」（JMB）の上級会員などが利用できる。

ホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港にオープンしたJALの新ラウンジ「サクララウンジ・ハレ」のダイニングエリアとサーフアート＝18年8月21日 PHOTO: Kiyoshi OTA/Aviation Wire

JALサクララウンジ・ハレのダイニングエリアで提供するビーフカレー＝18年8月21日 PHOTO: Kiyoshi OTA/Aviation Wire

　従来からターミナルの制限区域内にあるサクララウンジの本館に加え、C1ゲート手前の3階に新ラウンジを開設。エントランス（玄関）のカウンターには溶岩石を用いてハワイらしさを表現し、ダイニングエリアはサーフアートで彩った。また、ダイヤモンドヘッドや飛行機が見えるカウンター席を設けた。

　新ラウンジの「ハレ」はハワイ語で「家」を意味する。JALによると、利用者に家のようにくつろいで欲しいとの思いを込めたという。座席数は66席で、ダイニングエリアが16席、ラウンジエリアが50席。本館の200席と合わせると266席になる。

　軽食と飲み物のカウンター、テンキーロック付きのクローク、男性用と女性用の車いすに対応した化粧室がある。

　ダイニングエリアでは、JALのラウンジで定番のビーフカレーをはじめ、鶏のから揚げ、ラタトゥイユ、豚汁、フルーツなどの食事を提供。ドリンク類は、スパークリングワインとワイン、ビール、ウイスキーなどのアルコール類、ソフトドリンク類をそろえた。

　ラウンジのデザインは、JALの羽田国際線ラウンジなどを手掛けた乃村工藝社（9716）のA.N.D.（AOYAMA NOMURA DESIGN）クリエイティブディレクター小坂竜氏と、同氏と空間デザインを手掛けるデザイナーの竹内宏法氏が担当した。

サクララウンジ・ハレの飛行機が見えるカウンター席＝18年8月21日 PHOTO: Kiyoshi OTA/Aviation Wire

JALサクララウンジ・ハレのオープニングセレモニーであいさつする商品・サービス企画本部開発部の新谷部長＝18年8月21日 PHOTO: Kiyoshi OTA/Aviation Wire

　ラウンジを利用できるJMB会員は、最上位のダイヤモンド、JGCプレミア、サファイアの各ステータス保持者と、サファイア以上の会員が入会できる上位会員制度「JALグローバルクラブ（JGC）」の会員。同行者1人も入室できる。

　JALはハワイアン航空（HAL/HA）との提携を、2017年9月に発表。今年3月からコードシェアを始めるなど、就航から60年以上にわたり渡航需要を開拓してきたハワイ路線の顧客獲得を強化している。

　8月21日には、成田発ハワイ路線のエコノミークラスとプレミアムエコノミークラスで、9月1日から提供する機内食の新メニューを発表した（関連記事）。

　JALの商品・サービス企画本部開発部の新谷浩一（しんや・ひろかず）部長は、現地時間21日に新ラウンジで開かれた式典で、「ハワイは大変重要で大事な路線。3月からハワイアン航空とコードシェアを始めたことで、より広い路線網でお客様を迎えられるようになった。新しい機内食など、ハワイ路線は豊かな時間を過ごすことをコンセプトに、今後も新サービスを提供していきたい」と語った。

＊写真は16枚。
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