日本航空(JAL/JL、9201)は、9月1日から始まる国際線機内食の秋メニューで、若手料理人を発掘するコンペティション(競技会)「RED U-35」のファイナリスト6人が監修したメニューを、1年間提供する。エコノミークラスとプレミアムエコノミークラスが対象になる。
RED U-35のファイナリストによる監修メニューは、2017年9月からスタートし、今回で2年目に入る。昨年参加したシェフ6人のうち、四川料理店「スーツァンレストラン陳」(東京・渋谷)の井上和豊シェフと、菊乃井 本店の酒井研野シェフが今年も起用。新たに、アーククラブ迎賓館 広島の赤井顕治シェフ、シエル エ ソルの音羽創シェフ、京都 吉兆 嵐山本店の崎楓真シェフ、モナトリエの野﨑翠シェフの4人が監修に加わる。
6人は2人1組で、2019年8月まで3カ月ごとに交代する。秋メニューは赤井シェフと崎シェフで、赤井シェフは春メニュー、崎シェフは夏メニューも担当。冬メニューは酒井シェフと野﨑シェフで、春メニューには井上シェフ、夏メニューには音羽も参加する。
9月に始まる秋メニューのメインディッシュは、赤井シェフの「ハヤシライス」か、崎シェフの「車麩(くるまぶ)と鶏肉の玉子とじ丼」が選べる。サイドディッシュは、「野菜とチーズのオムレツ」を赤井シェフ、「白身魚の胡麻酢和え」を崎シェフが監修するほか、赤井シェフはデザートの「濃厚なチョコレートムースとフランボワーズソース」も担当する。
対象路線は、中長距の国際線28路線。成田発がシカゴ、ダラス、ボストン、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンディエゴ、バンクーバー、フランクフルト、ヘルシンキ、モスクワ、シドニー、メルボルン、シンガポール、クアラルンプール、ジャカルタ、デリー、マニラ、ハノイ、ホーチミンシティ、バンコク行き、羽田発がニューヨーク、サンフランシスコ、ロンドン、パリ、シンガポール(JL37便のみ)、バンコク(JL31便のみ)行き、中部発がバンコク行き、関西発がロサンゼルス行き。
JALは8月20日に、国際線機内食のエコノミー・プレミアムエコノミークラス向け秋メニューを発表。成田発ハワイ路線では、東京・西麻布の「L’Effervescence(レフェルヴェソンス)」の生江史伸(なまえ・しのぶ)シェフが監修するビーフストロガノフが登場する。また、ハワイを除く欧米路線とメルボルン線では、牛丼「エア吉野家」を到着前の2食目として提供する。
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日本航空
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