エアライン — 2018年8月14日 22:55 JST

ANA、西日本の復興支援で割引運賃 特設サイトで旅行商品

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 全日本空輸(ANA/NH)グループは、7月に西日本各地で発生した「平成30年7月豪雨」の被災地を応援する、復興支援プロジェクトを展開する。日本人や訪日客向けに一部路線を値下げするほか、特設サイトで旅行商品を販売する。

西日本豪雨の復興支援プロジェクトを展開するANAグループ=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 西日本の復興支援プロジェクト「でかけよう西日本」で、日本人客向けに羽田-岡山、広島、松山の各線と中部-松山、伊丹-松山の計5路線を対象に、割引運賃を値下げする。

 羽田-広島線の場合、割引運賃「旅割55」は、従来の1万円から1万5600円を9800円に値下げ。8月15日から販売し、10月9日から27日まで利用できる。

 12歳以上25歳以下を対象にした「スマートU25」は、1万2000円を1万円に値下げ。65歳以上が購入できる「スマートシニア空割」は、1万1700円を1万円で販売する。いずれも9月1日から販売し、当日のみ利用できる。

 訪日客向けに羽田-岡山、広島、松山の3路線を値下げする。広島線の場合、1万400円からを8000円からに値下げ。9月1日から販売を開始する。

 特設サイトでは、旅行商品や割引運賃を紹介する。日英の2カ国語を用意し、日本語版は8月21日に、英語版は9月上旬に開設する。

 平成30年7月豪雨では、6月28日から7月8日まで、西日本を中心に広範囲で記録的な大雨を記録。総降水量は四国で1800ミリを超え、各地で平年の2倍から4倍の降水量を記録した。これらの影響で、各地で河川の氾らんや浸水、土砂災害が発生し、多くの死者や行方不明者が出たほか、ライフラインに被害が発生した。

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