シアトル・タコマ国際空港で現地時間8月10日午後8時ごろ、ホライゾン航空(QXE/QX)のボンバルディアDHC-8-Q400型機が同社の従業員が不正に離陸させ、約1時間後にサウスタコマにあるケトロン島の森林地帯に墜落した。この従業員以外に乗客や乗員は乗っていなかった。
ホライゾン航空を傘下に持つアラスカ航空(ASA/AS)のブラッド・ティルデンCEO(最高経営責任者)は11日、「まだ事実関係を収集中だが、飛行機を操縦していたホライゾン航空の従業員は1人しかいないと理解している。FAA(米国連邦航空局)とFBI(米国連邦捜査局)、NTSB(米国家運輸安全委員会)の調査を全面的に支援し、協力する」との声明を発表した。
ホライゾン航空のゲイリー・ベック社長兼CEOは、「当該機は事件発生時に飛行する予定はなかった」と説明した。
アラスカ航空は、ホライゾン航空が委託している「ground service agent(地上サービス代理店)」の従業員が離陸させたとの見方を示している。
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Alaska Airlines
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