エアバス, エアライン, 機体, 空港 — 2018年8月1日 13:19 JST

ピーチ、釧路-関西就航 「ひがし北海道」送客目指す

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 ピーチ・アビエーション(APJ/MM)は8月1日、関西-釧路線を開設した。釧路を含む「ひがし北海道」へのLCC就航は初めてで、世界自然遺産の知床や、新鮮な食材が豊富な同地域を、自治体とともに売り込んでいく。

釧路空港に到着したピーチの関西発初便となったMM125便=18年8月1日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

釧路空港で関西行きMM126便初便の搭乗手続きをする利用客ら=18年8月1日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 運航スケジュールは、釧路行きMM125便が関空を午前9時50分に出発し、午前11時50分着。関西行きMM126便は午後0時30分に釧路を出発し、午後3時に到着する。

 初便となった1日の釧路行きMM125便(エアバスA320型機、登録番号JA810P)は、関空を午前9時49分に出発。釧路には午前11時58分に到着し、乗客171人(うち幼児1人)が利用した。

 折り返しの関西行き初便のMM126便は乗客172人(うち幼児1人)を乗せ、午後0時44分に釧路を出発した。両便の乗客には、ピーチの地元である大阪・泉州の名産品「泉州タオル」などの記念品を配った。

 釧路空港での記念式典に臨んだピーチの井上慎一CEOは、釧路初のLCC就航により「歴史の幕が開く」とアピール。「大阪と釧路が、これまでで最も近くなる」と述べた。

 国や北海道では、釧路をはじめ知床地区や富良野地区、十勝川温泉地区などを「ひがし北海道」と称している。世界自然遺産の知床をはじめ4つの国立公園、摩周湖、オホーツクの流氷といった観光資源が豊富なことから、ピーチは釧路就航により、アジアから関空に到着した訪日客の送客を目指す。

釧路空港での就航記念式典に出席するピーチの井上CEO(中央)と客室乗務員=18年8月1日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

釧路空港で関西行きMM126便初便への搭乗を待つ利用客=18年8月1日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

運航スケジュール
MM125 関西(09:50)→釧路(11:50)
MM126 釧路(12:30)→関西(15:00)

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