国土交通省航空局(JCAB)の「空港の安全にかかわる情報」によると、2017年度に空港内で発生した航空事故と重大インシデントは0件だった。「安全上の支障を及ぼす事態」は、2016年度よりも16件増加し、98件だった。
98件の安全上の支障を及ぼす事態のうち、制限区域内で起きたものは30件、施設・設備の破損は39件、無許可・誤進入は29件発生。空港道路の管理不備が原因だったものは発生しなかった。
JCABは2013年10月、航空安全プログラム(SSP)を策定。この中で安全情報の評価と分析を実施、当該情報を整理し公表するとしている。これらの報告は、6月22日に開催した第5回空港安全情報分析委員会(委員長:福手勤・東洋大学理工学部都市環境デザイン学科教授)で審議した。
関連リンク
国土交通省
・空港内の航空事故、16年度ゼロ インシデントも(17年7月5日)
・空港内の航空事故、15年度ゼロ インシデントも(16年6月25日)
・15年度、航空事故2件と重大インシデント6件 国交省(16年6月18日)
・空港内の航空事故、14年度ゼロ インシデントは1件(15年8月15日)