キャセイパシフィック航空(CPA/CX)のエアバスA350-1000型機(登録番号B-LXA)が、7月17日に関西空港へ初飛来した。商業運航のA350-1000が日本路線へ投入されるのは初めてで、キャセイは乗員慣熟の一環として香港-関西線に投入している。
11インチモニターを採用したキャセイパシフィック航空のA350-1000のエコノミークラス=18年7月17日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire
A350-1000は、エアバスの最新鋭機A350 XWBの長胴型。キャセイは20機発注済みで、6月19日に仏トゥールーズで初受領した。年内に8機受領する計画で、2021年までの4年間で全機が引き渡される見込み。
座席数は3クラス334席で、ビジネス46席、プレミアムエコノミー32席、エコノミー256席で、3クラス280席(ビジネス38席、プレミアムエコノミー28席、エコノミー214席)のA350-900と比べて54席増えた。
本写真特集では、プレミアムエコノミーとエコノミーを取り上げる。プレミアムエコノミーは、2-4-2席配列。シートピッチは40インチ(102センチ)でエコノミーより8インチ広く、現行の777-300ERに搭載されているシートより2インチ広くなった。シート幅は18.5インチ、リクライニングは9インチ、個人用モニターは12.1インチとした。
レッグレストを完備し、アームレストは格納式のものを採用。キャセイのプレミアムエコノミーでは初となる、明るさを調節出来る読書灯を備えた。ビジネスと同様収納スペースも多く用意し、メガネやパスポートなどをしまいやすくした。
エコノミーは、3-3-3席配列。シートピッチは32インチ(81センチ)と国際線用機材では一般的な値で、シート幅は18インチ、リクライニングは6インチ、個人用モニターは11インチと777-300ERに搭載されているものより2インチ大型化した。
ヘッドレストを独自の形状にし、快適さを向上。タブレット端末をセットできるタブレットホルダーを設けた。シートカラーは、機体と同じくダークグリーンを基調とした。
*写真は26枚(プレミアムエコノミー→エコノミーの順)。
*ビジネス編はこちら。
プレミアムエコノミー
キャセイパシフィック航空のA350-1000のプレミアムエコノミークラス=18年7月17日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire
キャセイパシフィック航空のA350-1000のプレミアムエコノミークラス=18年7月17日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire
キャセイパシフィック航空のA350-1000のプレミアムエコノミークラス=18年7月17日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire
キャセイパシフィック航空のA350-1000のプレミアムエコノミークラス=18年7月17日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire
フットレストと足置きを出してリクライニングしたキャセイパシフィック航空のA350-1000のプレミアムエコノミークラス=18年7月17日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire
折りたたみテーブルを出したキャセイパシフィック航空のA350-1000のプレミアムエコノミークラス=18年7月17日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire
折りたたみテーブルを出したキャセイパシフィック航空のA350-1000のプレミアムエコノミークラス=18年7月17日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire
折りたたみテーブルを出しリクライニングしたキャセイパシフィック航空のA350-1000のプレミアムエコノミークラス=18年7月17日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire
キャセイパシフィック航空A350-1000のプレミアムエコノミークラスのリクライニングシート操作ボタン=18年7月17日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire
キャセイパシフィック航空のA350-1000のプレミアムエコノミークラス=18年7月17日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire
キャセイパシフィック航空のA350-1000のプレミアムエコノミークラス=18年7月17日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire
エコノミー
キャセイパシフィック航空A350-1000のエコノミークラス=18年7月17日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire
キャセイパシフィック航空A350-1000のエコノミークラス=18年7月17日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire
キャセイパシフィック航空A350-1000のエコノミークラス=18年7月17日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire
折りたたみテーブルとタブレット置きを出したキャセイパシフィック航空のA350-1000のエコノミークラス=18年7月17日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire
折りたたみテーブルとタブレット置きを出したキャセイパシフィック航空のA350-1000のエコノミークラス=18年7月17日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire
キャセイパシフィック航空A350-1000のエコノミークラス=18年7月17日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire
キャセイパシフィック航空A350-1000エコノミークラスのコントローラー=18年7月17日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire
キャセイパシフィック航空A350-1000エコノミークラスのバシネット=18年7月17日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire
キャセイパシフィック航空A350-1000エコノミークラスのバシネット=18年7月17日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire
キャセイパシフィック航空A350-1000エコノミークラスのバシネット=18年7月17日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire
キャセイパシフィック航空A350-1000のエコノミークラス=18年7月17日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire
キャセイパシフィック航空A350-1000のエコノミークラス=18年7月17日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire
キャセイパシフィック航空A350-1000の手荷物収納棚=18年7月17日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire
関西空港に初飛来したキャセイパシフィック航空のA350-1000=18年7月17日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire
関連リンク
キャセイパシフィック航空
Airbus
エアバス・ジャパン
写真特集・キャセイパシフィック航空A350-1000
ビジネス編 ヘリンボーンの1-2-1配列(18年7月28日)
7月17日に日本初飛来
・キャセイのA350-1000、日本初飛来 慣熟の一環、関空に(18年7月18日)
6月に初号機受領
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プレエコ・エコノミー編 ダークグリーンで統一(17年1月16日)
操縦室・ギャレー編 ギャレーに大きなテーブル、操縦席は大型画面(17年2月19日)