ボーイングは、2037年までの20年間で新たに必要とされる民間機パイロットが63万5000人(前年予測比2000人減)、整備士が62万2000人(2万6000人減)、客室乗務員は85万8000人(1万9000人増)との予測を現地時間7月23日に発表した。パイロットの総需要は、ビジネス機の9万6000人や民間ヘリコプターの5万9000人を合わせて79万人と予測している。
パイロットの総需要79万人のうち、地域別ではアジア太平洋が26万1000人で最多。次いで北米の20万6000人、欧州の14万6000人、中東の6万4000人、ラテンアメリカの5万7000人、アフリカの2万9000人、ロシア・中央アジアの2万7000人と続いた。
民間機とビジネス機、民間ヘリを合わせた地域別の必要人数予測は下記の通り。
37年までの20年予測(地域、パイロット、整備士、客室乗務員の順)
・アジア太平洋:261,000人、257,000人、321,000人
・北米:206,000人、189,000人、174,000人
・欧州:146,000人、132,000人、187,000人
・ラテンアメリカ:57,000人、55,000人、53,000人
・中東:64,000人、66,000人、97,000人
・ロシア・中央アジア:27,000人、27,000人、29,000人
・アフリカ:29,000人、28,000人、29,000人
関連リンク
Boeing
ボーイング・ジャパン
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