エアライン — 2018年7月25日 00:15 JST

ANA、羽田で岡崎2代目社長の特別展 日中友好に尽力

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 ANAホールディングス(ANAHD、9202)は7月24日、全日本空輸(ANA/NH)の2代目社長で日中友好に尽力した岡崎嘉平太氏の特別展「岡崎嘉平太とその時代-日中友好の井戸を掘った人々-」のオープニングセレモニーを、羽田空港第2ターミナル「ディスカバリーミュージアム」で開いた。

岡崎嘉平太氏の特別展のオープニングセレモニーでくす玉を割るANAホールディングスの大橋相談役ら関係者=18年7月24日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

中国線開設当時の逸話を披露するANAホールディングスの伊東会長=18年7月24日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 日中平和友好条約締結40周年と、岡崎氏の生誕120周年を記念したもの。出身地である岡山県にある岡崎嘉平太記念館が全面協力した。同展では、1972年の日中国交正常化に尽力した岡崎氏や関係者の功績を紹介している。

 ANAは、1987年4月16日に初の中国路線となる成田-北京線を大連経由で開設。セレモニーであいさつしたANAHDの伊東信一郎会長は「厳しい環境で(日中友好の)井戸を掘った岡崎氏に、中国就航を相談したところ、日中友好を熱く語られ、部屋から返してもらえなかった。北京線就航の日は、岡崎氏の90歳の誕生日だった」と、当時の逸話を披露した。

 中国の程永華・駐日特命全権大使は、「岡崎氏は、民をもって官を促す一員だった」と評し、元衆院議長で日本国際貿易促進協会会長の河野洋平氏は、「当時の両国関係は、ニコニコと握手できるような状況ではなかったかもしれないが、日中友好に尽力された」と功績をたたえた。

 開催を記念したくす玉を割る際は、岡崎氏と同じく岡山県出身のANAHDの大橋洋治相談役が掛け声をかけた。

 同展は8月20日まで開催。平日は午前11時から午後6時30分まで、土日祝日は午前10時から午後6時30分までで、最終入場は午後6時。11月27日からは、北京の清華大学で開催を予定している。

岡崎嘉平太氏の特別展のオープニングセレモニーに出席するANAホールディングスの大橋相談役(右)と伊東会長=18年7月24日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田で開かれている岡崎嘉平太氏の特別展の会場に入る招待客=18年7月24日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

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