2018年度で退役する政府専用機(ボーイング747-400型機)が7月22日、航空自衛隊千歳基地で開かれた航空祭に2機そろって展示された。2機ある政府専用機が、航空祭にそろって参加するのは初めてで、一般向け展示としても初となった。
千歳航空祭で2機そろって展示された政府専用機=18年7月22日 PHOTO: Motoyoshi OHMURA/Aviation Wire
現在の政府専用機は、1993年に運用開始。初号機(機体番号20-1101)と2号機(20-1102)は、いずれも千歳基地の特別航空輸送隊に所属している。毎年開かれる同基地の航空祭には、首相の外遊日程などが重ならない限り、どちらか1機が参加してきた。
2019年度に導入予定の次期政府専用機は、ボーイング777-300ER型機に変わる。整備の委託先も、日本航空(JAL/JL、9201)に変わり、全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(9202)が受け持つ。
現在の政府専用機が退役すると、日本国内の航空会社が運航する747は、日本貨物航空(NCA/KZ)の貨物機のみになる。
*写真は12枚。
千歳航空祭で2機そろって展示された政府専用機=18年7月22日 PHOTO: Motoyoshi OHMURA/Aviation Wire
千歳航空祭で2機そろって展示された政府専用機=18年7月22日 PHOTO: Motoyoshi OHMURA/Aviation Wire
千歳航空祭の会場に展示された政府専用機=18年7月22日 PHOTO: Motoyoshi OHMURA/Aviation Wire
千歳航空祭の会場に展示された政府専用機=18年7月22日 PHOTO: Motoyoshi OHMURA/Aviation Wire
千歳航空祭の会場に展示された政府専用機=18年7月22日 PHOTO: Motoyoshi OHMURA/Aviation Wire
千歳航空祭で政府専用機のパンフレットを隊員からもらう来場者=18年7月22日 PHOTO: Motoyoshi OHMURA/Aviation Wire
千歳航空祭の会場に設けられた政府専用機への寄せ書きコーナー=18年7月22日 PHOTO: Motoyoshi OHMURA/Aviation Wire
千歳航空祭で政府専用機と記念撮影する来場者=18年7月22日 PHOTO: Motoyoshi OHMURA/Aviation Wire
千歳航空祭に展示された政府専用機のトーイングカー=18年7月22日 PHOTO: Motoyoshi OHMURA/Aviation Wire
千歳航空祭で2機そろって展示された政府専用機=18年7月22日 PHOTO: Motoyoshi OHMURA/Aviation Wire
ブルーインパルスなどとともに千歳航空祭で2機そろって展示された政府専用機=18年7月22日 PHOTO: Motoyoshi OHMURA/Aviation Wire
関連リンク
千歳基地
防衛省
航空支援集団
特別航空輸送隊
・次期政府専用機、ANAで自衛官初訓練 777モックアップで(17年5月15日)
・政府専用機、安倍首相乗せ欧州歴訪へ(16年5月1日)
・千歳航空祭、政府専用機も参加 ブルーは地上滑走のみ(15年7月19日)
・政府専用機、新デザイン決定(15年4月28日)
・次期政府専用機、777-300ERに正式決定 ANAが整備教育(14年8月12日)