エアバス, エアライン, 機体 — 2018年7月23日 06:22 JST

エアアジアX、A330neoを34機追加発注 100機に

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 エアアジアX(XAX/D7)は、エアバスA330neoを34機追加発注した。ファンボロー航空ショーで発表したもので、発注済みの66機と合わせて100機に達した。

エアアジアXのA330neoのイメージイラスト(エアバス提供)

 100機のA330neoは、いずれも現行機A330-300の後継となるA330-900。エアアジアXが拠点を置くマレーシアのクアラルンプールからロンドンなど、欧州へのノンストップフライトが可能になる。

 A330neoは飛行試験がまもなく完了し、型式証明を取得する見通し。9月には商業運航を開始予定で、アジア初のA330neoの運航会社となるエアアジアXには、2019年10-12月期から始まる見込み。エアアジアXは、マレーシアとタイ、インドネシアから各地へ運航する。

 A330neoは、現行のA330-200と同サイズのA330-800neo(標準座席数3クラス257席、最大406席)と、A330-300とサイズが同じA330-900neo(3クラス287席、最大440席)の2機種で構成。ともにA350 XWBの主翼技術を取り入れ、ロールス・ロイス社製新型エンジンのトレント7000と空力特性の改善で、1座席あたりの燃費を改善する。

 主翼は従来の60.3メートルから64メートルに大型化。翼端に装備して燃費を改善する「シャークレット」は、A350の技術を取り入れた。客室はA350のものをベースとし、大型化した手荷物収納棚やLED照明などを採用した新内装「エアスペース」を取り入れる。

 エアバスとボーイングのファンボロー航空ショーでの覚書(MoU)を含む総受注数は、ボーイングが673機と、エアバスの431機を上回った。

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