エアバス, エアライン, 機体 — 2018年7月12日 18:00 JST

シンガポール航空、11月ロサンゼルス直行便 超長距離型A350で

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 シンガポール航空(SIA/SQ)は現地時間7月11日、シンガポール-ロサンゼルス線の直行便を11月に就航すると発表した。同路線には、超長距離型となるエアバスA350-900ULR(Ultra-Long Range)を導入する。また、サンフランシスコへの直行便も増便。再就航するニューアーク線を含め、米国への直行便を年末までに週27往復に増加する。

—記事の概要—
12月増便も
ビジネス・プレエコのみの161席

12月増便も

シンガポール-ロサンゼルス線に投入するシンガポール航空のA350-900ULR(イメージ、エアバス提供)

 11月2日から、日曜と水曜、金曜の週3往復で開始し、追加のA350-900ULRを受領後の同月9日から毎日運航する。ロサンゼルス行きSQ38便は、シンガポールを午後8時45分に出発し、午後7時55分に到着する。シンガポール行きSQ37便は、ロサンゼルスを午後10時25分に出発し、翌々日午前8時15分に到着する。

 12月7日からは、日曜と水曜、金曜の週3往復を増便。週10往復の直行便を設定する。また直行便開設に伴い、ソウル(仁川)経由のシンガポール-ロサンゼルス線を、11月30日の運航を最後に運休する。成田経由便は運航を継続する。

 11月28日からは、シンガポール-サンフランシスコ線も増便。日曜と水曜、金曜の週3往復を直行便で運航する。

 シンガポール航空は10月11日から、シンガポール-ニューアーク線の直行便を再就航。ロサンゼルス線と同じく、A350-900ULRを投入する。

ビジネス・プレエコのみの161席

 A350-900ULRは、A350-900の航続距離を伸ばした機体で、燃料システムを改良し、燃料タンクを追加。最大離陸重量(MTOW)は280トンに増加し、航続距離を最高9700海里(約1万7964キロ)または20時間に伸ばした。燃料タンクの容量は、A350-900より2万4000リットル多い16万5000リットルとし、世界最長となるシンガポールからニューヨークまでの直行便を運航できる。

 シンガポール航空は、A350-900を67機発注しており、21機を受領済み。67機のうち7機がA350-900ULRで、2015年10月に発注してローンチカスタマーとなった。

 初号機は9月に受領する見込み。座席数は2クラス161席で、ビジネス67席、プレミアムエコノミー94席。エコノミーは設定しない。

運航スケジュール
11月2日から
SQ38 シンガポール(20:45)→ロサンゼルス(19:55)
SQ37 ロサンゼルス(22:25)→シンガポール(翌々日08:15)
*11月2日から日水金の週3往復。9日以降はデイリー

12月7日から
SQ36 シンガポール(08:20)→ロサンゼルス(07:30)
SQ35 ロサンゼルス(09:15)→シンガポール(翌日19:05)

11月28日から
SQ34 シンガポール(15:20)→サンフランシスコ(13:50)運航日:日水金
SQ33 サンフランシスコ(20:10)→シンガポール(翌々日05:40)運航日:日水金

関連リンク
シンガポール航空
Airbus
エアバス・ジャパン

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