フィジーの国営航空会社フィジー・エアウェイズ(FJI/FJ)は現地時間7月3日、ナンディ-成田線を再開し、日本に再就航した。2009年3月以来、9年4カ月ぶりの再乗り入れとなった。
火曜と金曜、日曜の週3往復運航。機材はエアバスA330-300型機(2クラス313席:ビジネス24席、エコノミー289席)またはA330-200(同273席:ビジネス24席、エコノミー249席)を使用する。
運航スケジュールは、成田行きFJ351便がナンディを午後1時25分に出発し、午後7時30分着。ナンディ行きFJ350便は午後9時25分に成田を出発し、翌日午前9時5分に到着する。
成田着初便となった3日のFJ351便と、折り返しで成田発初便のFJ350便には、A330-200(登録番号DQ-FJT)を投入。FJ350便は成田を午後9時32分すぎに出発した。
フィジー・エアウェイズは2009年3月まで、ナンディ-成田線を当時「エア・パシフィック航空」で運航していた。エア・パシフィックの運休により、日本-フィジー間に直行便が途絶えていたが、再就航により、およそ9時間でフィジーに到着できるようになる。
これまでフィジーに向かう場合は、ソウル(仁川)乗り継ぎの大韓航空(KAL/KE)便や、パプアニューギニアのポートモレスビー乗り継ぎのニューギニア航空(ANG/PX)便のほか、香港やシンガポールからのフィジー・エアウェイズ便利用などの方法があった。
2016年7月には、国土交通省とフィジーの航空当局が、両国の航空会社が週3往復ずつ合計週6往復の乗り入れで合意。このほか、2019年冬ダイヤ以降は週4往復ずつ、計8往復を運航できるようにした。
6月には、航空連合ワンワールドが立ち上げた新組織「ワンワールド・コネクト」初の加盟社となった。
運航スケジュール
FJ351 ナンディ(13:25)→成田(19:30)運航日:火金日
FJ350 成田(21:25)→ナンディ(翌日09:05)運航日:火金日
関連リンク
フィジー・エアウェイズ
・ワンワールド、新制度「コネクト」 フィジー・エアが第1号(18年6月4日)
・フィジー・エアウェイズ、9年4カ月ぶり日本再就航へ 18年7月、週3往復(17年12月6日)
・フィジー・エアウェイズ、日本再就航「時間かかる」(16年8月19日)
・国交省、フィジー当局と週3往復で合意 羽田以外への乗り入れも(16年7月8日)