企業, 官公庁 — 2018年7月2日 13:05 JST

JAXA、電動航空機のコンソーシアム 官民でCO2削減目指す

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 JAXA(宇宙航空研究開発機構)は7月1日、航空機の電動化技術を開発するコンソーシアム(企業連合)を、経済産業省や重工各社らと発足させた。各者と連携し、二酸化炭素(CO2)排出量の削減が可能な「エミッションフリー航空機」の実現を目指す。

ECLAIRコンソーシアムの概念図(JAXAのウェブサイトから)

 「航空機電動化(ECLAIR)コンソーシアム」で、経済産業省のほか、IHI(7013)と川崎重工業(7012)、SUBARU(旧・富士重工業、7270)、日立製作所(6501)、三菱重工航空エンジン、三菱電機(6503)が参画。JAXAの航空技術部門次世代航空イノベーションハブが中核となる。

 同コンソーシアムでは、CO2排出などの環境負荷を低減する、航空機の電動化技術を開発する。また、航空産業の拡大に向けた産業界のイニシアチブの醸成も目的とし、新規産業も創出。国際競争力のある技術の強化を目指す。

 12月ごろには、一般公開型のフォーラムを開催し、将来ビジョンやコンソーシアムの活動を紹介する。

 近年、航空機のCO2排出削減が世界的な環境課題となり、電動化による環境負荷の低減が注目を集めている。2000年代に入り、電気自動車用途としてのバッテリーなどの性能が向上。小型の電動航空機に適用可能なレベルで、海外では電動航空機の実用化に向けた開発が進んでいる。

関連リンク
次世代航空イノベーションハブ(JAXA)
IHI
川崎重工業
SUBARU
日立製作所
三菱重工航空エンジン
三菱電機
経済産業省

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