バニラエア(VNL/JW)は7月1日、成田-石垣線と那覇-石垣線を開設した。バニラの石垣就航は初めてで、成田線は同社の単独路線となる。このうち1日の那覇線は、台風7号の影響で全便欠航が決まった。
成田-石垣線は、1日1往復運航。運航スケジュールは、石垣行きJW811便が成田を午前10時に出発し、午後1時40分に着く。成田行きJW812便は午後2時40分に石垣を出発し、午後5時40分に到着する。
那覇-石垣線は1日2往復で、石垣発着を午前と夜に設定。午前便の運航スケジュールは週7日間共通で、夜便は曜日により異なる。午前便の石垣行きJW881便は那覇を午前10時5分に出発し、午前11時10分に着く。那覇行きJW882便は午前11時50分に石垣を出発し、午後0時50分に到着する。
夜便は運航初日となる日曜の場合、石垣行きJW887便は那覇を午後5時45分に出発し、午後6時50分着。那覇行きJW888便は午後7時30分に石垣を出発し、午後8時30分に到着する。
運賃は、成田-石垣線が片道7480円から、那覇-石垣線は同3780円から。
那覇-石垣線はバニラの参入で、5社が運航。夏ダイヤでは、日本トランスオーシャン航空(JTA/NU)が1日7往復、全日本空輸(ANA/NH)が6往復、ソラシドエア(SNJ/6J)が2往復、琉球エアーコミューター(RAC)が1往復運航しており、ソラシドの2往復はANAとのコードシェア(共同運航)便となっている。
バニラの五島勝也社長は、「石垣就航で国内線、国際線とも7路線ずつになった。成田からはリゾート地として人気の沖縄、奄美大島、石垣の3カ所を網羅することになった。石垣行きは午前10時出発と、首都圏の方に利用しやすくなっている」とアピールした。
バニラを傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)は、2019年度末をめどに同じく傘下のピーチ・アビエーション(APJ/MM)とバニラを統合する。今回の2路線は、統合前最後の新路線となった。五島社長は統合後の石垣路線について、「統合後の新会社が決めることだが、高い搭乗率を維持して続けていきたい」と語った。
運航スケジュール(7月1日から)
成田-石垣
JW811 成田(10:00)→石垣(13:40)運航日:毎日
JW812 石垣(14:40)→成田(17:40)運航日:毎日
那覇→石垣
JW881 那覇(10:05)→石垣(11:10)運航日:毎日
JW887 那覇(17:55)→石垣(19:00)運航日:月金土
JW887 那覇(17:35)→石垣(18:40)運航日:火木
JW887 那覇(18:15)→石垣(19:20)運航日:水
JW887 那覇(17:45)→石垣(18:50)運航日:日
石垣→那覇
JW882 石垣(11:50)→那覇(12:50)運航日:毎日
JW888 石垣(19:40)→那覇(20:40)運航日:月金土
JW888 石垣(19:20)→那覇(20:20)運航日:火木
JW888 石垣(20:00)→那覇(21:00)運航日:水
JW888 石垣(19:30)→那覇(20:30)運航日:日
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