エアライン, ボーイング, 機体, 空港, 解説・コラム — 2018年6月18日 10:12 JST

スカイマーク、サイパン・パラオ国際チャーター検討 市江社長「19年5月か6月に」

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 スカイマーク(SKY/BC)の市江正彦社長は、2019年に国際チャーター便を成田空港から運航する意向を示した。サイパンやパラオへ運航する方向で調整しているという。

成田からサイパンやパラオへの国際チャーターを検討するスカイマーク=14年10月25日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 現在、スカイマークは26機のボーイング737-800型機(1クラス177席)で、国内線19路線を運航している。報道関係者の取材に6月16日に応じた市江社長は、「新しい機材を2機受領する2019年の5月か6月になる」と述べ、機材繰りに余裕が出てからになるとの見通しを示した。

 「デルタ航空(DAL/DL)の成田-サイパン線とパラオ線が運休になり、現地政府も直行便を望んでいる」と、地元から働きかけがあったという。チャーターで実績を積んだ後、定期便化を検討する見通し。

 スカイマークは2011年10月30日に成田空港へ就航したが、経営悪化により夏ダイヤ最終日の2014年10月25日を最後に撤退。2015年1月28日に経営破綻した。

 成田路線は当初、旭川線1日2往復と札幌線1日1往復でスタートした。その後に那覇線と神戸線、石垣線、米子線を定期便で、鹿児島線を季節便で運航。最後に残った路線は札幌線と那覇線、米子線の3路線で、1日2往復4便ずつ運航していた。

 成田から国際チャーターが復活すると、スカイマークは約4年6カ月ぶりに成田発着便を就航させることになる。破綻前にもグアムへのチャーターを運航しており、エンジンが1基停止しても洋上飛行が一定時間可能な「ETOPS(イートップス)」を、航空当局から取得した機材も保有している。

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