エアバス, 機体 — 2018年6月7日 12:39 JST

ベルーガXL、地上振動試験に合格 今夏初飛行へ

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 エアバスは現地時間6月6日、次世代大型輸送機「Beluga XL(ベルーガXL)」が地上振動試験(GTV)に合格したと発表した。今夏の初飛行、2019年の運用開始を目指す。

地上振動試験を行うエアバスのベルーガXL=18年6月 PHOTO: F. Lancelot, master films/Airbus

 今回の試験は8日間行われ、突風が吹いている状態での飛行や着陸など、機体のさまざまな動的挙動を測定。数百の外部加速度計を用いて調べた。

 ベルーガXLは、A300をベースとする大型輸送機A300-600ST「ベルーガ」の後継機で、A330-200F貨物機をベースに5機製造。コンポーネントや機器は既存のものを再利用するが、コックピットや貨物室などは新規開発となる。エンジンは、英ロールス・ロイス製トレント700を2基搭載する。

 輸送力をベルーガよりも30%向上させ、A350の主翼を2つ同時に運べるようにする。機体断面は1メートル広くなり、ペイロードも12%増える。ベルーガは順次ベルーガXLと交代し、2025年までに全機が退役する見通し。

地上振動試験を行うエアバスのベルーガXL=18年6月 PHOTO: F. Lancelot, master films/Airbus

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