ANAホールディングス(9202)傘下の全日本空輸(ANA/NH)は5月31日、全国52カ所の病院にスズランのしおりをプレゼントした。客室乗務員とパイロットが訪問し、しおりに手書きのメッセージを添えて患者の幸せを祈願した。1956年の開始以来、今年で63回目を迎えた。
赤十字病院などの病院や関連施設に、北海道千歳市近郊で咲いたスズラン328鉢と、しおり1万8070枚を贈呈。スズランが香るしおりは、ANAグループ社員が描いたイラストをデザインし、メッセージを書き込んだ。
都内では4カ所の病院でプレゼント。渋谷区の日本赤十字医療センターと大田区の大森赤十字病院、武蔵野市の武蔵野赤十字病院、葛飾区の葛飾赤十字産院に贈った。
日本赤十字医療センターでは、ANAのパイロットと客室乗務員が病棟などを巡って、入院患者にしおりをプレゼントした。パイロットの訪問は、今回が初めて。
しおりを受け取った入院患者は以前、札幌に住んでいたという。しおりのにおいをかいで「なじみある」と懐かしそうに話した。
ANAはスズランのプレゼントを1956年に開始し、毎年実施している。日本赤十字社の名誉副総裁だった高松宮さまが、入院患者を励ますためにスズランを贈ることをANAに提案し、スタートしたとされている。
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全日本空輸
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