有人チェックイン手数料廃止にコンビニ決済対応──。エアアジア・ジャパン(WAJ)の最高経営責任者(CEO)に就任した昨年12月、「販売の仕組みが他社と比べて劣っている」との考えを示した小田切義憲氏は、就任から日を開けずに販売施策の強化を始めた。
小田切CEOはWAJの株主である全日本空輸(ANA、9202)で、ディスパッチャーやアジア戦略室副室長を経て、2011年8月にエアアジア・ジャパンの取締役に就任。12月に新CEOとなった。
名字のローマ字表記のスペルやオペレーション・ディレクターの経験者であったことから、社内では“オーディー(OD)”と呼ばれる小田切CEO。Aviation Wireの単独インタビューに応じた1月25日に先行掲載したチェックイン締切を出発30分前に緩和する改善策をはじめ、3月末の中部空港(セントレア)就航や成田空港のコスト問題、エアバスA320neoの導入時期、就任後の感想など、現状を伺った。

エアアジア・ジャパンの小田切CEO=1月25日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
まずは知ってもらうこと
──就任して1カ月が過ぎた。率直な感想は。
これまでは航空局への届け出など運航オペレーション関連の業務が中心だったため、全体を見てはいるものの、マーケティングやコマーシャルまでは十分見られていなかった。立場が変わって全部を見ると、マーケティングやコマーシャル、営業を積極的にやっていかないといけないと感じた。

より多くの人に知ってもらうことが当面の課題となるエアアジア・ジャパン。写真は機内食「空飛ぶレッド第1号」(左)と「舞茸の炊き込みごはん弁当」を手にするフライトアテンダント=12年7月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
一方で、現在もオペレーション部門の責任者を兼務しているので、これらは運航と整備両部門の責任者に任せるようにしている。もっとスピード感を持ってやっていかないといけない。
──コンビニ決済が始まった。他社との違いをどう埋めていくか。
コンビニ決済や旅行代理店を経由する販売でチャネル拡大を行っている。我々の顧客認知度は非常に低い。社員には事あるごとに「お客様になる方たちは、WAJを全然知らない。その視点で