エアバスは5月15日、開発中のA330-800neoについて、今後も販売を続ける意向を都内で示した。同機はハワイアン航空(HAL/HA)のみ発注していたが、同社がボーイング787-9型機に乗り換えたことで、今年2月から受注がゼロになっている。
今後の受注見通しを、エアバスのリーシング&インベスターマーケティング担当責任者のマーク・ペアマン・ライト氏に聞いた。

A330-800neo初号機=PHOTO: JB-Accariez, Master Films/Airbus
—記事の概要—
・エアバスよりアグレッシブな提案
・A350-800は開発中止
エアバスよりアグレッシブな提案

ハワイアン航空のA330-800neoのイメージイラスト(エアバス提供)
A330neoは、現行のA330-200と同サイズのA330-800neo(標準座席数3クラス257席、最大406席)と、A330-300とサイズが同じA330-900neo(3クラス287席、最大440席)の2機種で構成。ともにA350 XWBの主翼技術を取り入れ、ロールス・ロイス社製新型エンジンのトレント7000と空力特性の改善で、1座席あたりの燃費を改善する。
ハワイアンは現在A330-200(3クラス278席:ビジネス18席、プレミアムエコノミー68席、エコノミー192席)を24機運航中。A330-800neoは、2014年12月に6機確定発注した。6機のA350-800から発注を切り替えたもので、2019年に初号機を受領する計画だった。
ところが、今年3月に787-9を