国土交通省航空局(JCAB)は、ベトナムのLCCベトジェット航空(VJC/VJ)から出されていた外国人国際航空運送事業の経営許可申請を、5月7日付で許可した。関西空港の乗り入れは6月24日を予定している。
ベトジェットは2011年12月に就航したベトナム初の民間航空会社で、同国初のLCC。ベトナム航空(HVN/VN)に次ぐ同国第2位の航空会社で、エアバスA320型機(180席)とA321(230席)を、計51機保有している。
ベトナム国内線のほか、ホーチミンやハノイからタイやシンガポール、マレーシア、カンボジア、ミャンマー、中国、香港、台湾、韓国などへ国際線を運航。日本へは2014年12月30日に、関空へチャーター便が初めて乗り入れた。
定期便は6月24日からを予定し、ハノイから1日1往復運航。機材はA320を投入する。
ベトジェットを傘下に持つベトジェット・アビエーション・ジョイント・ストック・カンパニーは2017年7月、日本航空(JAL/JL、9201)と包括的業務提携の実施に向けて覚書を締結。2018年以降、相互にコードシェア(共同運航)を行うほか、マイルによるサービスなども提携対象として検討する。
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国土交通省
VietJetAir
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