成田国際空港会社(NAA)が4月26日に発表した2017年度の運用状況速報値によると、国際線と国内線を合わせた総発着回数は前年度比3%増の25万2447回で6年連続で前年度を上回り、過去最高を記録した。年度の発着回数が25万回を突破するのは初めて。
—記事の概要—
・17年度
・3月単月
17年度
旅客数は3%増の4093万9895人で、3年連続で最高値を更新。初めて4000万人を突破した。貨物量は7%増の228万2097トンで、給油量は2%減の446万7712キロリットルだった。
発着回数は、国際線全体では前年度比3%増の19万8914回で、3年連続で最高値を更新。このうち国際旅客便は3%増の17万1731回だった。国際貨物便は5%増の2万4631回だった。
一方、国内線全体は2%増の5万3533回で、16年連続で最高値を更新した。
旅客数は、国際線が3%増の3347万9210人で、このうち日本人は2%増の1370万419人、外国人が11%増の1594万1475人、通過客が17%減の383万7316人となった。また、国内線の旅客数は3%増の746万685人となった。
外国人旅客は韓国や香港など、アジア方面での旅客を中心に増加したことにより、年度として日本人旅客を2年連続で上回った。4年連続で最高値を更新し、初めて1500万人を突破した。国内線旅客は那覇線や関西線、札幌線が好調で、9年連続で最高値を更新した。
3月単月
同時に発表した2018年3月の運用状況速報値によると、国際線と国内線を合わせた総発着回数は前年同月比1%増の2万1692回で、36カ月(3年)連続で前年を上回った。総旅客数は4%増の371万7237人で、2カ月連続で前年を上回り、それぞれ3月の過去最高を記録した。
貨物量は前年並みの20万4546トン。給油量は4%減の37万8273キロリットルだった。
発着回数は、国際線全体では前年同月比3%増の1万7158回で、2年10カ月連続で前年を上回った。このうち国際旅客便は2%増の1万4669回で、1年1カ月連続で前年を上回った。国際貨物便は5%増の2237回で、12カ月(1年)連続で前年を上回った。
一方、国内線全体は5%減の4534回で、3カ月連続で前年を下回った。
旅客数は、国際線が7%増の305万1587人で、このうち日本人は2%増の138万1561人、外国人が15%増の141万7238人、通過客が9%減の25万2788人となった。また、国内線の旅客数は6%減の66万5650人となった。
外国人旅客は62カ月連続で前年を上回り、3月の最高値を更新した。国内線旅客は3カ月連続で前年を下回った。
関連リンク
成田国際空港
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