羽田空港国際線ターミナルで4月19日、機内持込手荷物を検査するCT検査機の運用が始まった。
CT機は、これまでのX線検査機では使われていなかったCT(Computed Tomography=コンピューター断層撮影)技術により、全方向からモニター確認できる画像を生成。従来の装置よりも高い検知能力を持ち、高度な解析処理ができる。
検査機を設置するのはターミナルを運営する東京国際空港ターミナル(TIAT)で、航空会社が運用。国土交通省航空局(JCAB)が整備費用を全額負担する。
JCABでは、今回導入したCT機を使って従来の装置との違いを確認し、保安検査を円滑に進めていく上での影響などを検証していくという。
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羽田空港国際線ターミナル
国土交通省
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