KLMオランダ航空(KLM/KL)は2017年7月から、軽食を好きなタイミングで注文できるサービスを導入している。ビジネスクラスを対象に、レストランのように盛り付けた料理を提供するサービスで、3月26日からは成田発便にも導入。7月2日からは関西発便でも開始する。
—記事の概要—
・CA、ギャレーで盛り付け専念
・飲むと元気に「グッドバイドリンク」
CA、ギャレーで盛り付け専念
新サービス「Anytime For You」は、通常の機内食に加え、サラダやチーズバーガーなどの軽食を用意する。日本路線では和風弁当やトンカツなど、日本人が好む食事も提供する。
「Anytime For You」で提供する料理は、客室乗務員がギャレー(厨房)で盛り付ける。同サービスの提供便には、客室乗務員が通常便よりも1人多く乗務し、ギャレーでの盛り付けに専念。ギャレーで盛り付けることで、乗客の目にカートが触れる回数を減らし、「機上のレストラン」を目指す。
同サービスは2017年7月に、ヨハネスブルク行きで開始。現在は成田発を含め、3路線で導入している。2路線目は同年10月にスタートしたバンコク発便で、関西発便は4路線目となる。昼便のみを対象とし、夜便は乗客の睡眠を優先し、提供しない。
飲むと元気に「グッドバイドリンク」
用意する軽食は、夏期と冬期で合わせて10種類。料理は8種類、デザートは2種類で、ダイヤの切り替えとともにメニューを変更する。夏期スケジュール期間は、料理4種類とデザート1種類を提供する。
成田発KL862便では、10月28日までイタリアンサラダと和風弁当、チーズバーガー、野菜のヘルシー丼、チョコレートムースを提供。10月29からはトンカツと和風弁当、シーザーチキンサラダ、ベジタリアンクラブサンドイッチ、オレンジクリームとヘーゼルナッツのヌガームースを用意する。
搭乗後に提供するウェルカムドリンクは、ホットコーヒーなど、メニューに掲載しているものすべてから選べるようにした。従来はオレンジジュースやスパークリングワインなど、定番のもの数種類からしか選べなかった。
また、着陸直前には「グッドバイドリンク」を提供。フルーツと野菜をベースにしたドリンクで、KLMによると、飲むと1日元気になるという。
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