ポルトガルのハイフライ(HFY/5K)は現地時間4月5日、エアバスA380型機を導入すると発表した。初号機は今年中ごろに受領する見込み。ポルトガルの航空会社では初導入となる。
ハイフライのA380は、3クラス471席。メインデッキ(1階席)はエコノミーで399席、アッパーデッキ(2階席)にはファースト12席とビジネス60席を設定する。
A380のエンジンは、米エンジンアライアンス製GP7200と、英ロールスロイス製トレント900の2種類から選択できる。ハイフライ向けの機体には、トレント900を搭載する。
ハイフライは2005年設立の航空会社で、機体のほか乗務員などもセットにした「ウェットリース」を展開する。現在はA321とA330、A340を保有している。
A380の導入は、欧州内では4社目となる。欧州では現在、エールフランス航空(AFR/AF)が10機、ブリティッシュ・エアウェイズ(BAW/BA)が12機、ルフトハンザ ドイツ航空(DLH/LH)が14機を保有している。日本の航空会社では全日本空輸(ANA/NH)が3機発注済みで、2019年春をめどに受領し、全機を成田-ホノルル線に投入する。
A380
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