日本航空(JAL/JL、9201)グループで地方路線を担うジェイエア(JAR/XM)は4月1日、羽田-南紀白浜線の就航50周年を記念し、特別デカール機「わかぱんジェット」(エンブラエル190型機、登録番号JA250J)の運航を開始した。和歌山の観光PRキャラクター「わかぱん」を機体後方に描くほか、機内のヘッドレストカバーと飲み物に使用する紙コップもわかぱん仕様にする。
羽田-南紀白浜線は、1968年4月2日に当時の日本国内航空(日本エアシステムの前身)が日本航空機製造YS-11型機で開設。現在は、ジェイエアが1日3往復運航している。3月25日からの夏ダイヤでは、全便をE190(2クラス95席:クラスJ 15席、普通席80席)で運航する。
初便となった1日の羽田発南紀白浜行きJL213便の乗客には、記念品のノートをプレゼントした。同便が出発する羽田空港18番搭乗口前では、わかぱんとの写真撮影を楽しむ利用客でごった返した。
JL213便には93人(うち幼児2人)が搭乗。運航乗務員2人と客室乗務員3人が乗務した。定刻より6分遅れの午前7時31分に羽田を出発し、同42分に離陸した。
わかぱんは、日本最多のジャイアントパンダを飼育している、県内のアドベンチャーワールドのパンダがモチーフ。わかぱんジェットは、E190の機体後方左右に、わかぱんと県の特産である梅の花をあしらった。アドベンチャーワールドでは、これまでに15頭のジャイアントパンダが育っており、3月1日時点で日本最多となる5頭が暮している。
わかぱんジェットは、羽田-南紀白浜線のほか、E190が就航している羽田-三沢線、山形線、伊丹-函館線、青森線、秋田線、仙台線、新潟線、松山線、福岡線、長崎線、宮崎線、鹿児島線、札幌(新千歳)-仙台線、福岡-仙台線に、路線を固定せずに投入する。運航期間は、2019年3月末までを予定している。
*写真は11枚。
初便の運航スケジュール(定刻)
JL213 羽田(07:25)→南紀白浜(08:40)
・JAL、南紀白浜開港50周年でチャーター 4月に紀伊半島周遊(18年2月20日)
・JAL、仙台-福岡就航40周年 TDAが78年開設(18年3月2日)