デルタ航空と大韓航空、太平洋路線で共同事業

　デルタ航空（DAL/DL）は現地時間3月28日、大韓航空（KAL/KE）と共同事業（JV）を開始すると発表した。米国－アジア間の太平洋路線でJVを実施する。

大韓航空との共同事業を開始するデルタ航空＝PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　JVの開始により、両社合わせて米大陸290都市以上、アジア80都市以上にを網羅する。今後はマイレージプログラムの特典も拡大し、デルタ航空の「スカイマイル」と大韓航空の「スカイパス」で、マイルの相互獲得と利用できるようにする。このほか、共同運航（コードシェア）便の拡大や主要ハブ空港での施設共有、旅客機の貨物室（ベリー）を利用した貨物事業などで協業する。

　両社は航空連合「スカイチーム」の創設メンバーで、2016年9月にはコードシェアの対象路線を拡大。2017年3月にJV展開の覚書に調印し、同年6月に合意した。米国運輸省と韓国国土交通省など両国の当局は、米国時間3月28日（韓国時間29日）にJVを承認した。

関連リンク
デルタ航空
大韓航空

関係深める両社
・デルタ航空と大韓航空、JV展開へ　太平洋路線で（17年3月31日）
・デルタ航空、アトランタ－ソウル17年6月開設　大韓航空とコードシェア拡大（16年9月11日）

成田路線再編進めるデルタ航空
・“ジャパンパッシング”続く成田、カギ握る航空自由化　特集・減り続ける通過客（18年3月23日）
・デルタ航空、成田2路線運休へ　サイパン・パラオ（18年2月20日）

1月に仁川第2ターミナルへ移転
・仁川空港、第2ターミナル開業　大韓航空など4社（18年1月18日）