関空キャラ「カンクン」卒業　関西3空港「そらやん」に

　関西空港を運営する関西エアポートは3月23日、1994年の開港以来使用してきたマスコットキャラクター「カンクン」を、30日で卒業させると発表した。4月以降は伊丹空港のキャラクター「そらやん」を、神戸を含む関西3空港のキャラクターとして使用する。

関空のマスコットキャラクターを卒業するカンクン（関西エアポートの資料から）

　同社によると、カンクンは世界にはばたく関空をイメージし、地球儀に翼が付いている。「ようこそ」「ありがとう」の「心」と「感謝」の気持ちをこめたマスコットキャラクターだという。

　誕生日は開港記念日の1994年9月4日で、関空の屋上に居住。特技は24時間運用の関空に合わせ、24時間起きていられること。2015年に「ゆるキャラグランプリ」にエントリーした際、当時の空港運営会社である新関西国際空港会社は、カンクンを「ゆるキャラの草分け的存在」としていた。

　そらやんは飛行機をモチーフにした丸い体と、愛嬌ある表情のデザインで、宝塚大学造形芸術学部イラストレーション研究室を卒業した大路麻純（おおじ・ますみ）さんの作品。読み方はそらやんの「ら」にアクセントが付く。2014年に伊丹開港75周年を記念して誕生した。

　関西エアでは、カンクンの新たな旅立ちを記念した「出発式」を、30日午後2時から関空第1ターミナル2階KIXギャラリー前で開催する。

関連リンク
関西国際空港

・関空「カンクン」と伊丹「そらやん」、ゆるキャラグランプリ出場（15年8月17日）
・伊丹空港「そらやん」、ゆるキャラグランプリにエントリー（14年9月1日）
・伊丹空港キャラ、名前は「そらやん」　いつも笑顔がええやん（14年5月25日）