“ジャパンパッシング”続く成田、カギ握る航空自由化 特集・減り続ける通過客

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 成田空港で、訪日客が乗り継いで第3国へ向かう「通過客」の減少が進んでいる。最も多かった2004年と比べ、2017年はおよそ4割落ち込んだ。

 成田では以前から「北米とアジアの結節点」を標榜し、通過客の獲得に力を入れている。その一方で、日本を通過する「ジャパンパッシング」が成田で進む背景には、何があるのだろうか。

デルタ航空の成田-アジア路線も減少傾向が続く=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

—記事の概要—
減少続く米系各社のアジア路線
カギは中国とのオープンスカイか

減少続く米系各社のアジア路線

民営化以降の成田空港の通過客数(NAAの資料からAviation Wire作成)

 暦年の通過客は、成田空港が民営化した2004年が最も多く、664万4658人だった。2017年は2004年と比較し39.9%減となる399万3572人で、民営化以降で初めて400万人を下回った。

 米国各地から成田へ乗り入れる米系航空会社


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