犬と飼い主が客室内で一緒に過ごせるチャーター便「ワンワンJET沖縄」を、日本航空(JAL/JL、9201)とイオン(8267)系列のイオンペットが実施した。2回目となる今回は、要望の多かった沖縄が目的地に選ばれた。
ワンワンJETの第1弾は、昨年1月に鹿児島を目的地として開催。成田-鹿児島間はJALのチャーター便で移動し、普段は貨物室に預けなければならない愛犬と客室内で一緒に過ごせ、イオンペットの獣医師も同行するツアーだった。
第2弾となる今回は、沖縄のオクマプライベートビーチ&リゾートに滞在。3月8日から11日までの3泊4日で、参加者64人とともに愛犬33匹が沖縄へ飛んだ。
—記事の概要—
・愛犬と一緒だから参加
・沖縄出身社員が調査
愛犬と一緒だから参加
ツアーはジャルパックが企画・実施し、旅行代金は1人24万8000円(4人1室、愛犬1匹メインコテージ利用時)から。機内では気圧の変化により、イヌが体調を崩す可能性が高まることから、愛犬の年齢制限を設けた。3月の開催となったのは、プロ野球のキャンプシーズンが終わり、まとまった人数の宿泊施設を押さえやすいことや、暑すぎない天候などを考慮した結果だという。
ワンワンJETの機内では、ベルトサイン消灯後、愛犬との記念撮影タイムが設けられた。男の子にはパイロット、女の子には客室乗務員の“制服”がプレゼントされた。撮影タイムでは、愛犬をクレートから出すことができ、飼い主たちは普段は味わえない愛犬との空の旅を楽しんだ。
参加者のうち、7組が昨年からのリピーター。佐々木利公さんと恵里さん、ももちゃん一家も前回に続いての参加で、利公さんは「ハワイにも行きたいですね」と初の海外ツアー実現に夢を膨らませる。ペットホテルは利用しないという佐々木さん一家。「2人で旅行したとしても、結局はももちゃんの話になってしまうんですよ」と、恵里さんは笑う。
前回は見送ったという松井哲夫さん夫妻と茶豆ちゃんも、沖縄ということに加えて、愛犬と一緒だからこそ参加したという。愛犬とともに旅行したい人にとって、普段であれば機内で一緒に過ごせない飛行機の旅は、選択肢に入らないと言える。
沖縄出身社員が調査
ワンワンJETのパイロットと客室乗務員は、イヌ好きの社員が選ばれた。小城章裕機長と服部健吾副操縦士、先任客室乗務員の方波見(かたばみ)有紀恵さん、客室乗務員の髙橋夏季さん、赤坂来紗さん、大城佳奈さんが乗務し、同行する獣医師やスタッフとともに愛犬の旅をサポートした。また、8日に成田を出発する際は、愛犬家のフィギュアスケーター、浅田真央さんがサプライズゲストとして招かれ、愛犬エアロちゃんと参加者を見送った。
ツアーの企画メンバーのひとり、JAL国内路線事業部の照屋寛親さんは沖縄出身。参加者に配布した沖縄で愛犬を同伴可能な観光スポットなどがわかる「おきなわワンダフルまっぷ」は、照屋さんが実際に訪れたところを載せたという。
「おすすめの店、とうたっておいて、スタッフが訪れたことがない、というようなものでは信ぴょう性がありません。『ここの方が人数が多くても入りやすい』というように、調べてまわりました」と照屋さんは話す。
単にペットと旅ができるだけではなく、故郷・沖縄を楽しんで欲しいという思いが込められていた。
*写真は27枚。
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