平昌五輪フィギュアスケート男子で、66年ぶりに連覇を成し遂げた羽生結弦選手(23)が2月27日、所属する全日本空輸(ANA/NH)の本社を訪れ、金メダル獲得を報告した。多くの社員に拍手で迎え入れられた羽生選手には、家族分のファーストクラス航空券が贈られた。
報告会の会場に着いた羽生選手は、「所属先なので、ただいまと言ってよいのかな」と言葉をもらし、「金メダルという一番重いものを持って帰ってこれた。成功することは1回挑戦してできるのではなく、失敗や裏付けがあって当たり前のような成功をつかみ取ることができる。どれだけ難しいかを、ここに帰ってきてすごく感じている」と話した。
航空会社の業務と金メダル獲得を重ね合わせた羽生選手は、「飛行機は離陸して着陸するのが当たり前だが、たくさんの方々が当たり前のために働いている」と、日々の苦労をねぎらった。
66年ぶりの快挙を達成した羽生選手に、66本のバラを客室乗務員が贈呈。片野坂真哉会長からは、「ご家族でゆっくり過ごしていただきたい」と、家族分のファーストクラス航空券が贈られた。
羽生選手は、「2度くらい乗せていただいたことがある。特別な空間を家族全員で味わえるので、なるべく高いところに行きたい」と、笑いを誘った。
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