バニラエア(VNL/JW)は2月21日、関西-函館線を運休すると発表した。搭乗率が目標を下回ったため。
関西-函館線は2017年3月18日に、1日1往復の季節便で運航開始。同年2月19日に開設した、成田線に続く函館2路線目として就航した。当初、4月5日までの19日間運航し、以降は夏休みや年末年始などの繁忙期を中心に設定していた。
直近では2017年12月29日から今年1月3日まで、6日間運航。今年のゴールデンウイークは運航せず、1月3日が最終便となった。
バニラの山室美緒子副社長は、通年運航の可能性について、就航日に関西空港で開催した式典で「搭乗率が85%を超えれば検討したい」と述べていた。同社によると、85%には届かず、収益との兼ね合いから運休を決断したとしている。
現在は、エアバスA320型機(1クラス180席)を14機保有。関西-函館線の運休により、国内線は6路線となる。国際線は、3月24日で台北(桃園)-ホーチミン線を運休する一方、翌25日から福岡-台北線を開設するため、7路線を維持する。
関連リンク
バニラエア
・バニラエア、福岡-台北3月就航(18年2月15日)
・バニラエア、ホーチミン撤退 18年3月で(17年12月15日)
・バニラエア、関西-函館就航 19日間の季節便(17年3月18日)
・バニラエア、成田-函館就航 LCC初の開設(17年2月19日)