羽田空港の国際線ターミナルを運営する東京国際空港ターミナル(TIAT)は3月30日から、日本人の出国増加を狙うイベントを開催する。各国の航空会社のほか、観光局など政府機関によるブース出展や、食などを通じ、渡航意欲を喚起する。
「もっと! 海外へ2018」で、23の国・地域から、航空会社と政府機関計39団体が集う。日本の航空会社では、日本航空(JAL/JL、9201)と全日本空輸(ANA/NH)の2社がブースを出展する。
政府機関は、イタリア政府観光局や米国のブランドUSA、台湾観光局など、アジアや米州、欧州など各地域から出展。旅行代理店などによる海外旅行セミナーも開催する。
このほか、旅にまつわるタレントや世界のパフォーマーによるステージイベントも実施。世界や飛行機に関連した食べ物も販売する。
イベントは3月30日から4月1日までの3日間、午前10時から午後6時まで。羽田空港国際線ターミナル3階から5階までの一般エリアで開催する。旅行セミナーのみ事前登録制で、そのほかは自由に観覧できる。
日本政府観光局(JNTO)によると、出国日本人数が最も多かったのは2012年で1849万657人。以降、2013年から3年連続で前年を割り込んだものの、2016年からは2年連続で前年を上回っている。一方で訪日客数は、2015年に1970年以来45年ぶり出国日本人数を上回り、2017年まで3年連続での日本人超えが続いている。
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