エミレーツ航空(UAE)は現地時間1月2日、ドバイ国際空港に世界初のエアバスA380型機専用となるコンコースAを新設し、試験運用を開始した。今年1-3月期の全面オープンをめざす。
コンコースAはUAE専用のターミナル3にオープン。2階建てのボーディングブリッジを有し、A380のハブとして運用する。先ごろUAEと業務提携を発表しカンタス航空(QFA)も、オーストラリア当局から提携の正式認可を取得後、A380で運航する欧州便がコンコースAを使用する。
総面積は52万8000平方メートルで、11階建て。年間1500万人の利用客に対応できる。世界最大級のファーストクラスとビジネスクラスのラウンジから直結した搭乗口が用意され、免税ショッピングエリアやフードコート、カフェ、高級レストラン、スパのほか、4つ星や5つ星の客室を持つ専用ホテルフロアがある。ターミナル3とコンコースAは地下鉄とシャトルバスで結ばれ、全面オープン時には全20ゲートでの運用となる。
コンコースAからの初便は、同日午後2時半発のロンドン・ヒースロー空港行きEK003便で、4つのゲートがオープンしたコンコースAから出発した。
UAEは世界最多のA380を運航する航空会社。31機を保有し、59機を発注済み。現在、ドバイ-成田線など21路線にA380を導入しており、1月からドバイ-ニューヨーク便とドバイ-パリ便がA380による1日2往復の運航となった。
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