エミレーツ航空(UAE/EK)とエアバスは現地時間1月18日、総2階建ての超大型機A380型機を20機確定発注する覚書(MoU)を締結した。契約には16機のオプションも含まれ、カタログ価格で総額160億米ドル(約1兆7800億円)にのぼる。2020年以降の受領を予定している。
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—記事の概要—
・178機に拡大
・77機納入に6年5カ月
178機に拡大
A380は、2017年12月末時点でエミレーツなど18社から317機受注し、222機が引き渡し済み。受注残は95機となっている。受注のうち、エミレーツが142機と半数近くを占め、18日現在で101機を受領している。
今回の契約締結で、エミレーツによるA380の発注は最大178機に拡大。総額はカタログ価格で約600億ドル(約6兆6700億円)まで引き上げられた。
エミレーツのシェイク・アハメド・ビン・サイード・マクトゥーム会長兼CEO(最高経営責任者)は、「今回発注したA380の一部は、既存機の更新に使用する。今回の発注は、A380の生産ラインに安定性をもたらすだろう。エアバスと引き続き緊密に連携し、機体と機内設備をさらに強化し、乗客に最高の体験を提供していく」とのコメントを発表した。
エアバスのジョン・リーヒー民間航空機部門顧客担当COO(最高執行責任者)は、「今回の発注は、A380を少なくとも10年間は生産するエアバスのコミットメントを強調している。個人的には、エミレーツの例に続く発注が増えると確信しており、A380は2030年代も生産されるだろう」とコメントした。
77機納入に6年5カ月
A380の2017年の引き渡しは15機で、エールフランス航空(AFR/AF)がこれまでの発注から2機をキャンセルした。今年からは従来の月産3機を同1機に減産し、2019年までは
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