エアバスの2017年12月の引き渡しは127機(前年同月111機)となった。受注は841機(349機)だった。
引き渡しの内訳は、A320ファミリーが105機(前年同月76機)、A330ファミリーが12機(13機)、A350ファミリーが9機(15機)、A380が1機(7機)だった。
A350は、カタール航空(QTR/QR)とデルタ航空(DAL/DL)に2機ずつ、キャセイパシフィック航空(CPA/CX)とシンガポール航空(SIA/SQ)、ベトナム航空(HVN/VN)、アシアナ航空(AAR/OZ)に1機ずつ引き渡した。
このほか、エアリース・コーポレーション(ALC)にも1機引き渡した。ALCはマレーシア航空(MAS/MH)にリースした。
A380は、カタール航空に1機引き渡した。
受注はA320ファミリーが828機(前年同月281機)、A330ファミリーが13機(52機)、A350ファミリーが0機(16機)、A380が0機(0機)だった。
A320のうちA320neoシリーズは787機で、このうち430機は、米フロンティア航空(FFT/F9)などLCC 4社を傘下に持つ米投資会社のインディゴ・パートナーズから、100機はデルタ航空から受注するなど、大型受注が続いた。
・エアバス、A380生産中止を示唆 明暗握るエミレーツ(18年1月16日)
・ボーイング、納入83機 受注265機 747-8、匿名顧客へ2機 17年12月(18年1月11日)
・米投資会社、A320neoファミリー430機発注 傘下LCC 4社導入(18年1月5日)
・ペガサス航空、A321neoを25機追加発注 トルコLCC(17年12月28日)
・デルタ航空、A321neoを100機発注 20年受領開始(17年12月15日)
・ピーチ、20機目のA320受領 関空に到着、初便は石垣線(17年12月8日)
・エアバス、納入74機 受注45機 シンガポール航空にA380 17年11月(17年12月8日)