IATA(国際航空運送協会)は現地時間12月5日、世界の航空会社による2018年の純利益予想について、過去最高となる2017年見込み比11%増の384億ドル(約4兆3200億円)と発表した。2017年の純利益見通しは、6月の発表値を31億ドル上回る345億ドルに引き上げた。旅客と貨物の航空需要がともに高まり、利払いの減少などが人件費や燃油費の上昇といったコスト増の要因を吸収するとみられる。

18年の世界の航空会社による業績見通しを発表するIATAのジュニアック事務総長=17年12月5日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
旅客数は2017年と比べて