全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)と、日本航空(JAL/JL、9201)の2社は11月28日、パイロット養成課程の学生や訓練生を対象とした奨学金へ資金協力すると発表した。1人あたり500万円を無利子で貸与する。
無利子貸与型奨学金「未来のパイロット」で、パイロットを志望する学生の学費や訓練費用負担の軽減を目的とする。一般社団法人 航空機操縦士育英会が運営し、桜美林大学と東海大学、崇城大学、千葉科学大学、日本航空大学校、新日本航空の6団体が参加する。
貸与人数は1学年あたり計25人程度。
国内では、航空各社の路線拡大やLCCの就航などでパイロット需要が高まっており、世界的にもパイロット不足が指摘されている。
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