ハワイアン航空(HAL/HA)はこのほど、同社向け初号機となるエアバスA321neo(登録番号N202HA)を受領した。2018年1月から米西海岸路線に投入し、現在運航しているボーイング767-300ER型機とA330-200から機材変更する。
A321neoは3クラス189席で、ビジネス(プレミアムキャビン)16席、プレミアムエコノミー(エクストラ・コンフォート)45席、エコノミー128席。シートはB/Eエアロスペース製を採用した。エンジンは米プラット・アンド・ホイットニー(PW)製GTF(ギヤード・ターボファン)エンジン「PW1100G-JM」を搭載する。
ハワイアン航空は、A321neoを18機発注済み。2号機を年内に受領し、3号機以降は2018年から順次導入する。
初便はマウイ島・カフルイ-オークランド線で、現地時間1月8日から投入する。その後、1月18日からカフルイ-ポートランド線、4月11日からカウアイ島・リフエ-オークランド線にも導入。3月11日にA330で運航を開始するコナ-ロサンゼルス線には、夏をめどに機材変更する。
ハワイアン航空のマーク・ダンカリー社長兼CEO(最高経営責任者)は今年6月、Aviation Wireの単独インタビューに応じ、米本土路線で運航しているA330をA321neoに変更し、A330を新路線を含む日本路線に投入する意向を示していた(関連記事)。現在、767-300ERで運航しているホノルル-札幌線は、2018年2月からA330-200の新仕様機に変更する。
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