エア・ドゥ(ADO/HD)は11月16日、2018年2月1日から7日までの期間中、羽田-札幌線で計13往復26便が運休すると発表した。11月の運休と同じく機長不足によるもので、3月からの夏ダイヤに影響が及ぶかはわからないという。
運休するのは、羽田を午前8時15分発の札幌行きHD15便や、札幌午後4時発羽田行きHD28便などで、運休日は便により異なる。
エア・ドゥの機材は、中型機のボーイング767-300ER型機(1クラス286席と同289席)と767-300(同288席)が各2機ずつ、小型機の737-700(同144席)が9機の計13機体制。同社によると、運休理由は11月と同じ機長不足で、8月と10月に737の機長が自己都合で合わせて2人退職したことと、4機ある767のうち1機が重整備のため2月に運航から離脱することで、737の稼働が高まることが要因だという。
同社の737の機長は現在37人だが、本来は40人程度必要だという。10月28日を最後に撤退した札幌-広島線も、乗員繰りが理由の一つだった。
エア・ドゥでは11月と2月の運休便を除き、3月24日までの冬ダイヤ期間は、年末年始を含めて計画通りの運航を予定している。一方、3月25日からの夏ダイヤへの影響については、1月の運航スケジュール発表までに対応を決めるとしており、現時点では運休や減便などの影響が生じるかは未定としている。
2月の運休便
HD15 羽田(08:15)→札幌(09:45)運休日:2/1-4、6、7
HD16 札幌(10:20)→羽田(12:00)運休日:2/1-4、6、7
HD25 羽田(13:50)→札幌(15:25)運休日:2/1-7
HD28 札幌(16:00)→羽田(17:40)運休日:2/1-7
関連リンク
エア・ドゥ
11月も運休
・エア・ドゥ、機長不足で11月に34便運休(17年10月31日)
パイロット需要予測
・ボーイング、36年までのパイロット需要63万人 CAは83万人(17年7月27日)
札幌-広島線
・エア・ドゥ、広島10月撤退 ANA便復活(17年8月23日)
・エア・ドゥ、札幌-広島開設 中部も札幌・函館2路線(15年10月25日)
エア・ドゥ関連
・エア・ドゥの17年3月期、純利益23.3%減 18年通期は減収増益見込む(17年5月31日)
・エア・ドゥ、767後継機選定へ 新路線は19年度、中期計画ローリングプラン(17年4月20日)