ボーイングは現地時間11月9日、中国系リース会社CDBアビエーション・リース・ファイナンスから737 MAXなど計60機を確定受注したと発表した。今年6月のパリ航空ショーで締結した覚書(MoU)によるもので、カタログ価格で総額74億ドル(約8387億9000万円)相当。
60機の内訳は、737 MAXのうち標準型の737 MAX 8が42機、胴体長が最長となる開発中の737 MAX 10が10機、787-9が8機。737 MAX 8のうち6機は737 MAX 10に機種変更できる。
737 MAX 10は6月のパリ航空ショーで開発を発表。737 MAXのうち長胴型の737 MAX 9の胴体を66インチ(約1.7メートル)延長し、最大1クラス230席仕様にできる。定員増加に伴いドアを追加し、翼や圧力隔壁なども改良する。エンジンは他の737 MAXと同様、CFMインターナショナル製LEAP-1Bを2基搭載する。
CDBアビエーションは、中国最大の航空機リース会社の1社で、中国国家開発銀行フィナンシャル・リース・カンパニー(CDBリース)の子会社。多くの航空機リース会社が拠点を置くアイルランドの首都ダブリンを本拠地としている。
関連リンク
China Development Bank Leasing
Boeing
ボーイング・ジャパン
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